何も置かないキッチンが最も美しい!高木ゑみさん【すまいの話、しませんか】no.10
だから、テレビを観ながら、あらかじめ切っておく(写真下)。“ながら”でいいんです」
■ 極力、何も置かないキッチンが最も美しい!
そんな料理家のキッチンは、意外にもシンプル。
「極力、何も置かない。
キッチンをすっきり見せるには、プロの厨房のように、必要なもの以外は何も置かないのがシンプルで、いちばん美しいと思う。
料理を始める段になって、初めて器具や調味料が出てくる。
どこに何を収納すべきかを決めるには、“エア料理”がオススメ。
実際に料理はせず、“当て振り”を食材を取り出すところから、料理後のゴミ捨てまでやってみれば、おのずと収納場所が決まってくる。
結局、主役はキッチンではなく、そこに立つ自分。だから、自分が笑顔で立っていられる場所かどうかが大事なんですよ」
高木さんのお気に入りは、プロ仕様の厨房用ワゴンだとか。
「ホテルで、厨房から宴会場に大量の料理を運ぶときなどに使うものです。
プロ用だけあって、1段に大皿を40枚載せてもビクともしない。
キャスターがよくできていて、フローリングでも傷がつかないんです。
ホームパーティのときなど、料理を出すのも、お皿を下げるのも一気にできます。