振り込め詐欺、撮影会…元不動産会社社員が見た!部屋の使い方を巡る事件簿
お部屋の賃貸借契約を結ぶ際、用途についてははっきりと規定されていますが、貸主も管理会社も知らない間にとんでもない使い方をされていた……というのはよくあることです。
こういったことは必ずバレますので、お部屋探しの際には「用途」について十分に注意しなければなりません。
今回は筆者の実務経験の中で忘れられない3つの事件簿をご紹介します。
■ 1.管理員の機転から規約違反のエステサロンが見つかった
tomos / PIXTA(ピクスタ)
マンション管理会社で分譲マンションのフロントをしていた時代に、「オートロックの前でうろうろしていた人に声を掛けたらエステをやっている部屋は何号室かと質問された」という報告を管理員から受けたことがあります。
住居専用のマンションであることを説明するとあっさりと帰ったそうですが、「あれは絶対に何かあるよ」とそのベテラン管理員は筆者に断言しました。
試しにマンションの住所に加えて「エステ」と入力して検索してみると、何とマンション内のとある部屋がしっかりと引っかかっているはないですか。
問題の部屋は外部オーナーが賃貸物件として貸し出しており、新しい借主が入居したばかりでした。