新しくしたのに狭くなる!? トイレリノベの注意点【なんでも大家日記@世田谷】
ご覧の通り、先代の大家が管理していた頃、ムリやり温水洗浄便座が追加されました。
便座が便器からはみ出て、前に突き出してしまっています。
その結果、便座から壁までの距離はさらに短くなり、26センチに。
これによって、ギリギリセーフに収まっていたミニマムトイレがギリギリアウトなサイズになってしまっていました。
以前もこの連載で書きましたが、僕自身、このタイプの部屋に住んでいたことがあります。
便座から腰を上げるたびに、顔面を壁にこすりそうになり、油断すると顔をぶつけることもあり、うんざりしていました。
「便器本体を変えるのはお金もかかるし、とりあえず不動産業者が温水洗浄便座を入れろって言うから便座だけ変えました」という、その場しのぎの策が逆効果になってしまったといえます。
■ 便器を交換してもトイレが広くなるとは限らない?
最初にお断りしておくと、もっともスマートな解決案は、部屋の間取りそのものを変えてトイレの空間自体を広くしてしまうことです。
うちのマンションでは、これまでこの方法でトイレを改善してきました。
しかし、建具を新調し、ブロック壁の解体や新たな壁の造作をおこなうと、どうしても費用がかさんでしまいます。