住宅ローン。これだけは知っておきたい10のキーワード・1【固定金利と変動金利】
5年に1度の更新であれば、返済額が増額するための準備が可能ですし、極端な金利上昇がないため、まったく返済ができなくなるということはなくなりますので、ある程度のリスク回避はできます。
変動金利の場合、金利見直し後の返済額は前回の125%までしか上がらないルールがあります。
10万円の返済額なら、5年間は10万円、5年後の上限は12万5,000円です。
返済額が130%アップしていた場合、残りの5%は免除されるわけではなく、次の更新時に繰り越されますので注意が必要です。
1-2変動金利に向いている人は?
mits / PIXTA(ピクスタ)
・返済額が増えても家計に余裕がある人
・金利上昇時に、すぐ手を打てるよう金利をマメにチェック出来る人
なら変動金利を選択してもよいでしょう。
共働き世帯は家計に余裕がある場合が多いため、この金利タイプを選択する人が多いようです。
1-3金利が上がれば元本返済額は少なくなる
現在、歴史的な低金利が続いているため、金利が低いうちに多くの元本を返せますので、変動金利はとてもお得に思えますが、金利が上がれば利息を多く払い、元本返済額を少なくすることで返済額が保たれるように設定されていることを頭に入れておきましょう。