猫の多頭飼いに必要な環境づくり10のコツ~猫5匹が幸せに暮らす家
写真/ねこのいえ設計室
1匹だけならごはんを取られたりトイレを邪魔されたりする心配がないのですが、2匹以上になると猫同士の関係性が生まれます。
すごく仲が良いのと、ほどほどに良いのと、どう見ても仲が悪いのとでは考え方を変える必要があります。
また、今は仲がよくても悪くなる可能性があることは知っておいた方が良いことです。
理由ははっきりしませんが、一緒に眠るほど仲が良かったのに、うちでも急に「しま」が「みけ」を襲うようになってしまいました。
苦労して訓練して、1年ほどかけてようやく元の状態に近付いてきました。
■ 3. 互いに距離を保てる空間を用意する
仲がいい者同士はくっついていますが、基本は猫同士が距離を取り合えるスペースが必要です。
広い家では居場所を平面的に確保できますが、面積が限られているなら上下方向も考えたほうがいいと思います。
キャットタワーなど猫専用のものがなくても、収納が段々になっている程度でもオーケー。
写真/蔵プロダクション
猫が上に上がるのは周りを見渡して安心感を得るためです。
しかし高いところが好きな猫ばかりではなく、広々したところが好きな猫もいます。