猫の多頭飼いに必要な環境づくり10のコツ~猫5匹が幸せに暮らす家
隠れられる場所をつくりすぎると、隠れてばかりいる猫が出てくるのでほどほどに!
■ 4. 行き止まりのない動線を確保する
わが家は梁を伝って回遊ができるようにするなど、なるべく行き止まりがないように意識して猫の動線をつくりました。
でも、キャットウォークを部屋全面に巡らしたりすると、夢中になりすぎて追いかけっこが止まらなくなり、手に負えなくなります。
猫社会だけで完結してしまうと、人との共存関係も薄らぎます。
猫同士の影響力はとても強く、一度野性のスイッチが入ると人に近寄らなくなってしまうこともあります。
下の写真の例では、周回していたキャットウォークを壁の表と裏にまとめた結果、猫たちが落ち着きを取り戻せました。
五反田・Tビル(デザイン:ねこのいえ設計室)
五反田・Tビル(デザイン:ねこのいえ設計室)
■ 5. 清潔を保ちやすい環境をつくる
猫毛対策は、1年中必須。
短毛種でも毎日猫毛が抜けますし、長毛種ではブラッシングの手伝いも必要です。
猫の毛についた唾液が猫アレルギーの原因になるといわれているので、長く猫と暮らすためにこまめに掃除はしたいものです。
家具の裏や、家具と家具の隙間に、猫の毛やホコリが入り込んでしまうので、わが家ではできるだけ床に家具を置かないようにしています。