猫の多頭飼いに必要な環境づくり10のコツ~猫5匹が幸せに暮らす家
性格や運動能力に合わせて難易度を変え、興味とやる気を引き出しましょう。
また、猫は嗅覚がすぐれた動物です。
窓から外を眺められるだけではなく、少しの時間でも窓を開けて外の匂いを嗅ぐことができると、刺激を得て日々の満足度が高まります。
脱走防止柵などを設けつつ、うまく猫の好奇心を満たしてください。
■ 8. ごはんと水は猫の個性に合わせて変える
写真/蔵プロダクション
ごはんは5匹の好みや体質に合わせて変えています。
決まった時間にあげ、30分程度で食べなかった分はさげます。
くいしんぼうの子が食べ過ぎて肥満になり、食が細い子が痩せていくことを防ぐため多頭では必要な対応です。
特に食が細くて困っている場合は、ドライフードのほかに、ウェットフードを温めて香りを強めたり、鶏肉をサッと湯通しして温めたものをあげると喜ぶ場合が多いです。
猫の祖先は乾燥した地域で暮らし、捕まえた獲物の体液から水分を補給してきたため、水を積極的に飲む習慣があまりありません。
ドライフードだけだと水分が足りなくなるので、通り道に水を複数箇所置きたくさん飲むよう工夫しましょう。
■ 9. 温熱環境の快適さも大事
猫は快適なところに集まります。