■ 2.企業の情報システム
ふじよ / PIXTA(ピクスタ)
企業が情報システムなどで「和暦」を使用している場合は、改元に伴うシステム改修が必要になります。
万一、改元対応をしなかったりその対応に不備があったりすると、帳票(帳簿や伝票)などで新元号が日付として認識されなくなったり、日付をもとにした処理ができなくなる(例:○年○月○日に処理を行う等)おそれがあるのです。
このような混乱を防止するため、経済産業省ではホームページ上でシステム改修等における留意点について「改元への対応~あなたの会社は大丈夫?(4月2日掲載分)」などを掲載して注意喚起を行っています。
和暦を使用していて、まだ改元対応が十分ではない企業は、しばらくその対応に追われることになりそうです。
■ 3.硬貨に刻印される発行年
makaron* / PIXTA(ピクスタ)
硬貨には発行された年が元号で刻印されています。
新元号になれば今後発行される硬貨の刻印も当然変わるのですが、新聞各紙の報道によると、造幣局では新硬貨の金型を作成するのに少なくとも2~3か月かかるとのことなので、新元号が刻印された硬貨が出回るのは早くても7月以降になりそうです。