親子リレーローンの仕組みと注意点、どんなケースで利用すべき?
住宅ローンの商品に「親子リレーローン」というものがあります。
これは、親子で協力して返済していくもので、単独では住宅ローンの返済が厳しい、高齢でローンが組みにくいといった悩みが解消できます。
ここでは、親子リレーローンについて、メリットとデメリットに分けて、その特徴を紹介します。
■ 1.親子リレーローンってなに?
親子リレーローンは、親子などの親族と同居する住居の住宅ローンを組み、2世代に渡り返済していく制度です。
新築物件の購入だけでなく、借り換え、住み替え、リフォームなどの際にも利用可能です。この融資は、中高年の親と成人した子が利用するケースが多いです。
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1-1親子リレーローンの内容は
借入当初は親がローンの返済をし、親が定年退職する、高齢になるなどをきっかけに、子が返済を引き継ぎます。
返済は子が80歳になるまでに完了させます。
親子リレーローンの条件や審査内容は、金融機関によって異なりますが、おもに以下のことが要件となります。
- 直系の親族(親子、祖父と孫など)とその配偶者である
- 子が同居している、または、その予定がある
- 子の年齢は20歳以上で、完済時に80歳未満である
- 親子ともに継続的な収入がある、また、それぞれがローン審査で問題が無い
1-2親子ペアローンと親子リレーローンとは別の商品
親子で組むことができるローンで「親子ペアローン」