リフォームローンは高金利で損、は昔の話。自宅リノベ費用を低金利で借りる方法
つまり、借り換えた住宅ローンは最長借り入れ期間が27年(35年ー8年)ということに。
岡野さんの場合はまだ27年あるのでやりくりができそうですが、仮に自宅を購入して20年後、子どもの独立を期にリフォームを、となるとどうでしょう。
住宅ローンの借り換えでリフォーム費用もまとめて借りたとして、最長の借入期間は15年(35年ー20年)。
15年で不動産の残債とリフォーム費用を返済することができるかどうか、検討が必要になります。
タイミングによってはこのようなことになるので、リノベーションや借り換え時期は計画的に考えた方がよいでしょう。
■ 「自宅をリノベ」は資金計画にメリットあり
不動産購入のタイミングで住宅ローンを申し込む場合、不動産の売買契約に進むために「住宅ローン事前審査」が行われます。
事前審査は、売主側に「ちゃんとお金を払える(借りられる)ので契約しましょう」と示すために必要なステップです。
そして、事前審査では「総額いくら借りたいか」を提示しなければならないので、このタイミングで「リノベーション費用としていくら借り入れをするか」も決まっていなくてはいけません。
つまり、リノベーション設計がスタートしたばかりの時点で、すでに予算が決まっていなければならないのです。