実家を相続して空き家にしておくと、税金とリスクの負担が大。どう対処する?
に認定され、固定資産税が最大6倍に増額されてしまう可能性もあります。
実家として住宅が建っている土地には、固定資産税評価額が以下のように軽減されます。
住宅の固定資産税評価額
- 固定資産税=評価額(課税標準額)×標準税率(1.4%)
- 200㎡以下の部分:固定資産税評価額×1/6
- 200㎡を超える部分:固定資産税評価額×1/3
しかし特定空家に認定されてしまうと、軽減がなくなってしまうのです。
では、固定資産税評価額の軽減がある場合とない場合でどのくらい負担が増えるのか見てみましょう。
建物評価額100万円・土地評価額1000万円の不動産の固定資産税
- 固定資産税評価額の軽減がある場合
100万円×1.4%+1000万円×1/6×1.4%=約3万4333円 - 特定空家に認定された場合
100万円×1.4%+1000万円×1.4%=15万4000円
上記の場合、評価額の軽減がある場合とない場合では、年間約11万9667円もの差がでました。特定空家に認定されると、固定資産税の負担が上がってしまうので、空き家は放置せず、適切に管理しましょう。
■ 住む予定のない実家を相続したときの対処法3つ
住む予定がない場合は、実家を手放すか活用するかが選択肢に挙げられます。