温度を「1℃」変えるだけで大違い!健康になれるお風呂の入り方
「暑いし、面倒だし、夏はシャワーで充分!」と思っている人も多いことでしょう。でも、「夏こそ、お風呂に入ってほしい」と提唱するのが、東京都市大教授で温泉療法専門医の早坂信哉さんです。
なぜなら、入浴すると毛穴が開いて体の汚れが落ちやすくなり、冷房で冷えた体を温めることもできるから。これは、シャワーだけでは得られない素晴らしい健康効果です。
長年、大学でお風呂の効果を研究してきた早坂さんは、著書『たった1℃が体を変えるほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)のなかで、入浴の温度を1℃、湯船に浸かる時間を1分変えるだけで、体への効果はまったく変わってきますと主張しています。
普段からお風呂派を自負する人も、まさに目からウロコ……。医学的に正しいお風呂の入り方はもちろん、気になる症状や目的に合ったお風呂の温度や時間、入り方が指南されています。その一部をご紹介しましょう。
■実はお風呂の温度は42℃が分かれ目
熱いお湯が好きという人もいれば、ぬるま湯にゆっくり、という人も。でも実は、42℃を境にして体に働く効果は、まったく逆になるそうです。
42℃以上の熱い湯に入ると、交感神経が高ぶり、興奮状態に。