マイナーな熊本城が実は人気1位?全国に4万ある日本のお城雑学
山ガールや釣りガールに次いで、いまアツいのが「城ガール」。お城巡りを楽しむ女性たちです。
近著『城巡りが10倍楽しくなる おもしろ探訪 日本の城』のある古城探訪家・今泉慎一さんによると、日本全国で築かれた城は、すでに失われたものも含めて約3~4万。日本ほどの密度で城が存在する国は、世界的に見てもまずないのだそうです。
今回は今泉さんにお話をうかがい、数字にまつわるお城の雑学をご紹介します。
■1:地方都市なのに熊本城が入場者数2位に入っている
主要な城の入場者数ランキング(平成24年度のデータ)によると、1位は首里城(沖縄県)の175.3万人、2位が熊本城(熊本県)の157.9万人。
ですが、今泉さんは「熊本城こそが本当の人気No.1」と考えます。
「首里城のある沖縄県はもともと、国内観光地としてもトップクラス。ほかにも入場者数100万人以上の城があるのは、いずれも人気観光地や人口の多い地域です。一地方都市にある熊本城が2位に食い込んでいるのは、城自体の魅力が多くの人を呼んでいるからといっていいでしょう」
この熊本城、日本三大名城の一つでありながら、7~8年前まで観光客数は70~90万人台だったそう。