優秀な人を見つけたいなら人材探しに70%以上の時間を割くべき?
「超低価格+高スペック+洗練されたデザイン」のスマートフォンによって、マーケットに衝撃を与えたシャオミ。
リアル店舗は持たない、自社工場は持たない、役職はつくらない、ハードウェアでは稼がないなど、従来の常識を一蹴する戦略を持つ中国のメーカーです。
『シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略』(陳潤著、永井麻生子訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、そんなシャオミが創設以来たどってきたプロセス、創設者である雷軍(レイジュン)の経営戦略などを解説した書籍。
■雷軍は「中国のスティーブ・ジョブズ」
2010年4月に設立されたシャオミの、2011年10月の時点での企業価値はすでに10億ドルを記録していたといいます。Googleが7年、Facebookが6年かけて成し遂げた偉業を、1年半で達成したということ。
そんなこともあり、「中国のスティーブ・ジョブズ」と呼ばれる雷軍が打ち出す「インターネット思想」というコンセプト、「シャオミ方式」と呼ばれる戦略、ユーザーを囲い込む「参加型」の秘密は各方面から注目されているそうです。
そんなシャオミの独自性が浮き彫りになっている本書から、きょうは人材探しに関する考え方をご紹介したいと思います。