東京電力は昔ニューヨークの10倍も設備に投資!日本経済の実態
ニューヨークのコン・エジソンという電力会社があり、同社が供給している戸数は東京電力の供給戸数とほぼ同じなのだそうです。ところがバブル期における東京電力の設備投資額は、コン・エジソンの約10倍。
そのおかげで電圧が低下することのない快適な暮らしが実現できているわけですが、そのために10倍も設備投資をして、高い電気料金をとるのがいいことなのか。
たまには電圧が少し低下してもいいのではないか、ということも忘れてはならないと著者。日本はオーバークオリティー気味だということです。
■日本は深める力や極める力が強い
外国人観光角が感激するウォシュレットの原理を発明したのは、実はアメリカ。しかし実用化するためのものづくりのうまさは、間違いなく日本に分があります。そこで、「日本のウォシュレット」としてクローズアップされることになったのです。
つまり、発想する力というよりは、深める力、極める力が日本は強いということ。
逆にいえば、物事を深めていくことを好み、横に広げることを好まない傾向が異本にはあるといいます。たとえば電子機器など、ハードを極めるのは得意でも、ソフトを横断的に開発していくという発想はないのだとか。