要注意!負の感情を生み出してしまう「とらわれ」7つのパターン
だとすれば、まず「とらわれ」について知っておくことが重要であるはず。そこで、CHAPTER2で紹介されている、「『とらわれ』7つのパターン」を確認してみましょう。
■負の感情を生む「とらわれ」7つのパターン
「とらわれ」の原因は、周囲の環境に対する感情の作用ともいえるそうです。
不快な状況、嫌なタイプの他人など、マイナスの状況や人と自分が対峙したとき、それに執着することで自分が「とらわれ」の状況に陥ってしまうということ。
そんなとき、頭のなかでは、自分を取り巻く状況を認知(思考、イメージ)し、分析しているはず。
この認知が焦りや不安などの感情を呼び出し、からだをすくませて行動しにくくしてしまうこともあるというのです。
問題は、マイナスの思考やイメージという認知が、マイナスの感情を増幅させていくこと。一度そこに執着すると、次のような思考パターンにとらわれてしまいがちだといいます。
(1)「0か100か」思考
完璧主義の人に多いのが、白黒や良し悪しなど、ものごとを0か100かの両極端でとらえる思考。少しのミスも許せないので、自分が完全な状態でないと常に不満を抱くことになってしまうわけです。