60歳でTOEIC満点の通訳者が語る「英語が身につく勉強法」
を目に入った単位ごとに頭からどんどん口頭で訳していくこと。
対する「イメージ・トランスレーション」(image translationイメトラ)は著者の造語だそうですが、頭のなかにあるイメージを英語にしていく方法。
相手にどう説明するか、めまぐるしく頭を働かせ、心のなかで、場合によっては小声で口に出し、話すことを練習するわけです。
まずは単語を洗い出し、情報を集めたら、次はそれを英語でいえるように練習するのが有効。最初はサイトラ、慣れてきたらイメトラで行うのがいいそうです。
■4:文法は、仕事のなかで試して磨く
知識、語彙、イメトラ・サイトラと並び、もうひとつ欠かせない学習項目が「文法」。
英語は通じさえすればいいので、文法は必要ないという考え方もあります。しかし基本的な文法知識がないと、「正しく」という部分があやしくなってしまうからだといいます。
そうなると文法書を読むことが重要な意味を持つことになりますが、そこにはポイントがあるのだとか。つまり、あれこれといろんな文法書を読み漁るのではなく、よいと思ったものを、じっくりと腰を据えて読むべきだということ。同じ本を何度も読み返し、理解や記憶の深度を深めることが大切だという考え方です。