1回「1時間」がベター!親の家をスムーズに片づける3つのコツ
というものだそうですが、裏を返せばそれは、「生前整理」がいかに重要であるかということにもなるはず。
■親が元気なうちに「生前整理」を
遺品整理には、苦しさや後ろめたさ、難しさがあり、肉体的にも、精神的にも、経済的にも大変なのだと著者はいいます。
しかし、それらの苦悩は、親が元気なうちに「生前整理」をすることで避けることができるという考え方。そこで本書ではさまざまな角度から、「生前整理」のコツを解説しているわけです。
親の生前整理をすると決めたら、大切なのは「本気」になること。逆に本気を出さないと、前に進むことはできないといいます。
とはいえ、腕まくりをして「ガンガンいくわよ!」というような姿勢はNG。そうなってしまうと親は勢いに負け、結果的には挫折につながってしまいがちだからだそうです。
つまり、ここでいう「本気」とは勢いのことではなく、「具体化させる」という意味。ひとつひとつ、着実に形にしていくということです。
まず具体化すべきは、「いつまでに終わらせるか」というゴール。生前整理は「きょう初めてあす終わる」というようなものではなく、状況によって進み方が異なるもの。だからこそ、だいたい「半年から1年」