5割の夫婦がモラハラ経験アリ!カウンセラーに聞いた有効な対策
また、「ご夫婦で相談に来られる方もいらっしゃいますが、モラハラの見本のような方も少なくありません」と麻野さん。
夫婦でカウンセリングを受けること自体はとても前向きですが、いったんカウンセリングがはじまると、カウンセラーである麻野さんに、「聞いてくださいよ、こんなバカなことをいう女なんて他にいないでしょ」なんて主張するご主人もいるのだそうです。
■モラハラされても自信をなくさない
では、実際にモラハラを受けた場合、どのように状況を克服していけばいいのでしょうか。
まず大切なのは、精神的にダメージを受けるような言葉を投げつけられても「スルー」すること。感情的に対処しないこと、笑顔を忘れないこと、モラ夫への反論は9割ほめて1割本音で……などなど、いろいろな対処法があるそうです。
とくに大事なことは、どのような状況においても、自分が傷つかず、自信を失わず、「自分が幸せになる舵取りをする」と決断することにあるのではないかと感じました。
「お客様のなかで、本当に自分に自信がなくて、なにをしても『私なんか……』と引きこもり状態になってしまった方がいらっしゃいました。
とにかく、『あなたは悪くないんですよ、よくやっていますよ』ということを繰り返しお伝えし、笑うことと、ポジティブに考えることを、毎日メールでお伝えしていったところ、物事をポジティブに考えることを取り戻され、お仕事にも出られるようになりました」