くらし情報『100点を目指すな!脳外科医が提唱する勝ち続けるための考え方』

100点を目指すな!脳外科医が提唱する勝ち続けるための考え方

「なんとか間に合った」というような考えが生まれてきてしまっても無理はありません。

そうなると、「試合をしながら強くなる」とか、「敵の想定外の実力を発揮する」といった、100点を超えていく力を発揮することができなってしまうわけです。でも、それでは意味がありません。

■意識のたるみが結果に影響する

また、ここには「人間の脳は、結果を達成すると無意識のうちに気持ちがたるむ」という現象も含まれてくるのだと、著者は脳科学的に指摘しています。

ゴール(終わり)を意識すると無意識のうちに気持ちがたるんでしまうので、気持ちと一体で機能する脳の働きまでが低下することに。だから結果的には、逆転負けをしてしまうというのです。

また同じ原理で、優勝したあとの脳のなかの気持ちのたるみによって、連続優勝することが難しくなることも考えられるとか。

「強いチームになかなか勝てない」とか、「相手が予想以上に強かったので負けた」という現象も、ここに原因があるようです。
■働き方にマッチングする考え方

だとすれば、本能的に気持ちがゆるむことをなんとかする必要があるでしょう。そのために、私たちはどうすればよいのでしょうか?

著者はこの問いについての解決策として、「人間の行動を決める脳の働き方にマッチングする考え方」

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