100点を目指すな!脳外科医が提唱する勝ち続けるための考え方
と達成すべき目標を持っているものなのだとか。いつまでも舞い上がってはいないということです。
「いまはレベルが低くても、最後には誰にも追随を許さない高いレベルになってやる」と考えることによって、人に感動を与える。
そして人が感動してくれることに対して「同期発火」し、勝つ能力をさらに高め、連戦連勝できるすばらしい成果を見せてくれるというわけです。
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スポーツの最前線で選手たちを指導してきただけあり、話題の中心にあるのは選手たちのエピソードです。
しかしおわかりのとおり、ここに示された組織論はスポーツの世界だけではなく、あらゆるビジネスシーンにもそのままあてはまるはず。
だからこそ、特に組織のリーダーにとっては、読んでみる価値のある内容だといえそうです。(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※林成之(2015)『勝ちつづけるチームをつくる勝負強さの脳科学 「ピットフォール」の壁を破れ!』朝日新聞出版