あがり症の人こそ意識しておきたい緊張を1/3に減らせる考え方
という勝手な思い込みからくる緊張など。
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「自分のいまの実際の緊張」
……犬が近くにいる、その実際の緊張。
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「自分が勝手に想像してつくった未来の緊張」
……幼いころの犬に噛まれた経験から、「また噛まれたらどうしよう」「また急に襲ってきたらどうしよう」「こっちに向かってきたらどうしよう」など、自分で勝手につくった未来の不安や恐れからくる緊張、自分で勝手につくった妄想からくる緊張など。
■過去に起きた悪いことは続かない
当たり前の話ですが、幼いころ犬に噛まれたからといって、今度もまた噛まれるとは限りません。
それに目の前にいる犬は、幼いころに出会った犬とは違う犬です。だからこそ、そこまで怖がる必要はないということ。
「こうなったらどうしよう」という「未来の緊張」など、他人からすれば理解不可能なことでしかないでしょう。
それに、ある人が恐怖心を感じる犬も、犬好きな人にととてもかわいく映る可能性があります。
そんなとき「犬を怖がっている」と伝えたりしたら、「大の大人なのに」と驚かれるかもしれません。
緊張や不安、恐れなどを感じたら、次のように考えるべきだと著者は提案しています。