名刺の「数」は気にしない!将来の深いコネを得られる人の特徴
そんな調子なので、つながっている人に協力をお願いしても、思うように動いてもらえないのだといいます。
■コネ持ち父さんは「質」を重視
対してコネ持ち父さんは、コネクションの「質」を重視するもの。つながる目的を明確にし、ターゲットをしぼってコネクションをつくるということ。
だから、名刺の枚数やツイッターのフォロワー数、フェイスブックの友だちの数なども特に気にしません。
しかし、波長が合った人とは親睦を深める機会をつくるので、ひとりの先に多くの人がつながっている「奥行きのあるネットワーク」を構築できるのです。
そして強固なコネクションができたら、人のために役立てる。すると、やがて思わぬところでその相手からコネクションのリターンをもらうようになるということ。
こうして「コネコネ交換」を繰り返すうちに、コネ持ち父さんはどんどん「おコネ持ちスパイラル」を起こすというわけです。
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コネに対する著者の考え方は、このようにとてもユニーク。しかもユルいスタンスで書かれているので、肩の力を抜いてコネに対する本質を理解することができることでしょう。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※川下和彦(2016)