人間が集中できるのは40分だけ!時間を無駄にしない仕事の秘訣
イシューの押さえ方は次のとおり。まず、あるべき姿(To be)と現状(As is)を把握し、ギャップを明確にすることで、「なにを考えるのか」を明らかにします。難しい場合はいまなにを考えるべきかを具体的な言葉(動詞が良い)に置き換えてみるといいそうです。
また、イシューは「押さえたあと」も重要で、以後も押さえ続けなければなりません。
新しい仕事では、往々にして新しい刺激があるもの。そのため、脱線した思考や議論が展開されてしまうことが多々あるようです。常にイシューを押さえた話し合いができるように、確認することが大切です。
■人間は失敗したくないから「前例」を真似したがる
もし、イシューを押さえないで仕事を進めた場合はどうでしょうか。
たとえば、違う会社が運営していたイベントを自分が引き継ぐことになったとします。その場合、前任者からいままでの資料一式をもらい、前回のイベントと同じような仕事をすることになります。
そのとき、「昨年これでうまくいったようだから、この資料通りにやれば無難に終わるだろう」と考えて、動く人が多いそう。
新しいアイデアが出たときも、「失敗したときの責任を取りたくないし、突っ込んで追求されたくない……」