4番バッターは必要なし!リーダーが意識すべきメンバーの選び方
しかし、そこで注意すべきことがあると著者はいうのです。
それは、「チームというのは、バランスのとれたメンバー構成にしなければならない」ということ。野球でいえば、4番バッターばかり、エースばかりを集めすぎないというわけです。
■4番級ばかりだとまずい理由
それはなぜなのでしょうか?
いたってシンプルなことで、4番級、エース級ばかりをチームに入れると、必ずうまくいかなくなるものだから。しかし、それはある意味では当然のことだともいえるのではないでしょうか?
なぜなら過去の経験や実績があればあるほど、人は自分のやり方でやりたいと思うものだからです。
また、そのような人材は、いい意味で自己顕示欲が強いもの。つまり、自分が支援にまわることを望まないわけです。
ところが、各人の「主張合戦」がはじまってそれぞれが譲らなかったり、もしくは誰かが強い不満を持ったまま仕事を継続したりするということも往々にしてあります。
でも、そんな状態が続いてしまうと、いつか誰かがチームを去らなければならなくなるという、最悪の結末になってしまうわけです。
だからこそ、重要なことがあるのだと著者はいいます。
チーム編成をするときには、「前に出て引っぱる人」