4番バッターは必要なし!リーダーが意識すべきメンバーの選び方
「全体を冷静に見渡す人」「専門分野で貢献する人」「それぞれを支える人」など、個々のリーダーシップの特徴を見極めることが重要だという考え方。
■異分子を招き入れて評価する
チーム内で反対意見が出ると、それは「議論」につながるもの。ここで重要なのは、議論とは、新しい価値をつくるためにするのだということ。
いま、自分が正しいと考える意見を「正」とすると、それに反する意見は必ずあるものです。この「正」と「反」をくらべ、合意された「結論」を出すことが「議論」です。
そして議論という作業で導き出せた結論は、もとの「正」意見や「反」意見のいいところを取り込んで、より高いレベルになっているのだといいます。いわばそれが、チームを組んで仕事をすることの醍醐味。
チームを組んで仕事をするとき、合意された結論に対して新たな意見が出てきたとしたら、さらに高いレベルに届かせるための議論がはじまるといいます。
つまりそうして、新しい価値をチームのなかでつくり出していくわけです。
この価値をつくり出すきっかけが、メンバーによる「反対意見」の表明だということ。
価値をつくる議論を生み出すために必要なのは、異なる意見を持っているメンバー(つまり異分子)