多くの会社員が間違えている「ちゃんと数字で報告しろ!」の真意
参考までに、先週の客数は250人、先々週は200人です。つまり、客単価は先週も先々週も2万円と変わりませんでした。
<文章2>
先週のトピックスは営業利益45万円増と営業利益率4ポイント増の2つです。
その要因はプロモーション強化による客数増(50名)と、利益率の高い新製品がよく動いたことと考えられます。
■ストレスを感じるのはどちら?
さて、読んでいてストレスを感じる文章はどちらだったでしょうか。
あるいは想像してみてください。ご自分がこの文章を耳で聞く立場だとしたら、どちらの伝え方のほうが状況を理解でき、最後まで聞けるでしょうか?
答えはおそらく、<文章2>でしょう。
上司もおそらく同じだと思います。
いくら数字に強い人であっても、たくさんのデータを眺めたり、たくさんの数字が登場する会話を聞くのはストレスなのです。でも立場上、状況は正確に把握し、正しい指示をしなければなりません。あるいはその上司は、その状況をさらにその上司に説明しなければらないかもしれません。
ですから、当然こういう思考回路になるのです。
「ポイントだけでいいから、極めてわかりやすい言葉で伝えて」