漢字の常識が変わった?ベストセラーの漢字使用率は20%以下!
を参考にした数字とのことです。
では、あいうえお順で各社の社説を数えてみましょう。いずれも2016年5月19日の社説です。内容は、朝日新聞と読売新聞が党首討論について、産経・東京・日経・毎日の各紙は「1億総活躍プラン」についてでした。
『朝日新聞』
全体の文字数:960
漢字数:408
漢字率:42.5%
『産経新聞』
全体の文字数:885
漢字数:360
漢字率:40.68%
『東京新聞』
全体の文字数:944
漢字数:429
漢字率:45.44%
『日経新聞』
全体の文字数:1,753
漢字数:762
漢字率:43.47%
『毎日新聞』
全体の文字数:1,050
漢字数:473
漢字率:45.05%
『読売新聞』
全体の文字数:977
漢字数:455
漢字率:46.57%
やはりいずれも、基準では「硬い感じの文章」とされる40%以上で、45%前後のものが目立ちます。内容はもちろんのこと、読めば漢字の勉強にもなりますね。
■文学作品の漢字使用率は30%前後!
では、文学作品ではどうでしょうか。
『吾輩ハ猫デアル』夏目漱石(1905年発表)旧字旧かな表記のもの
カウントした文字数:11,520
漢字数:4,185
漢字率:36.33%
『邪宗門』芥川龍之介(1918年発表)