くらし情報『漢字の常識が変わった?ベストセラーの漢字使用率は20%以下!』

2016年5月23日 19:00

漢字の常識が変わった?ベストセラーの漢字使用率は20%以下!

カウントした文字数:1,519

漢字数:413

漢字率:27.19%

『檸檬』梶井基次郎(1931年発表)旧字旧かな表記のもの

カウントした文字数:5,360

漢字数:1,479

漢字率:27.59%

ちなみに、漱石の『吾輩は猫である』は、新字新かなづかいのものだと28.18%でした。同じ作品なら旧字旧かな表記のものの方が、漢字率が高いといえそうです。

■現代のベストセラーは漢字減少傾向?

ここ数年の話題作ではどうでしょうか。それぞれ、「はじめに」を除いた本文の冒頭部分をカウントしてみました。

『オレたち花のバブル組』池井戸潤(2007年発表)文藝春秋

カウントした文字数:1,209

漢字数:387

漢字率:32.01%

ご存じ、大ヒットしたテレビドラマ『半沢直樹』の原作小説です。以下の作品とくらべるとやや漢字は多めですが、その漢字の多さがハードな企業社会を表しているともいえそうです。

『人生がときめく片付けの魔法』近藤麻理恵(2010年発表)サンマーク出版

カウントした文字数:1,207

漢字数:248

漢字率:20.55%

世界中で大ヒットのこの作品は、わかりやすさと親しみやすさが伝わる20.55%。

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