人生は78点満点!楽に生きたいなら「78:22の法則」思考を
『イヤなことを1分間で忘れる技術』(石井貴士著、きずな出版)は、『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(KADOKAWA)などのベストセラーを生み出してきた著者による新刊。
タイトルにも明らかなとおり、今回のテーマは忘れる技術、すなわち「忘却術」。忘却術について語るにあたり、著者はまず「イヤなこと」について言及しています。いうまでもなく、イヤなことは誰にでもあるということ。
しかし、イヤなことが起きたあとに、すぐ前向きに切り替えられる人と、後ろ向きに引きずる人がいるのも事実。それはなぜなのでしょうか?
当然ながら、違いを生んでいるのは「感性が鋭い・鈍い」という違いでもなければ、生まれつきの遺伝子の違いでもないはず。
違うのはただひとつだけで、すぐに忘れることができる「忘却術」を知っているかどうかということだけだというのです。
■人の頭は忘れるようにできている
「エビングハウスの忘却曲線」(『本当に頭がよくなる1分間記憶法』SBクリエイティブ)によれば、人は20分後には44%を忘れ、56%しかおぼえていないのだそうです。
それどころか、1時間後には約55%を忘れ、約45%しかおぼえていない。