くらし情報『1000万人が見るだけじゃ意味なし!3つの「伝え方の勘違い」』

1000万人が見るだけじゃ意味なし!3つの「伝え方の勘違い」

その一例として明かされているのが、著者がレギュラーコメンテーターとして出演しているフジテレビ「とくダネ!」でのエピソード。

毎日、約1,000万人が見ている番組ですから、ここで本を紹介してもらえ他としたら、大きな反響が得られるというのです。

ただし、最初に紹介された『カイジ「命より重い!」お金の話』(サンマーク出版)は、『賭博黙示録カイジ』というギャンブルをテーマにしたマンガを題材にしたもの。

つまり同番組の主要視聴者である主婦層との親和性は高くないわけですが、なぜか爆発的に売り上げが伸びたのだそうです。

一方、次に紹介してもらった『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)は、経済のニュースをわかりやすく解説しているだけに主婦層にぴったり。にもかかわらず、あまり売り上げが伸びなかったのだといいます。

不思議な気もしますが、その理由を著者はこう分析しています。

2冊目の本に対しては、MCの小倉智昭さんが、「コメンテーターの木暮さんが新しく本を出しました」と紹介したのみ。
その内容は小倉さんの知っていることばかりだったため、客観的な情報だけをコメントしたということです。

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