100%の力があるのに「99%でいい」と妥協してはダメな理由
だとすれば、その根底にある謙虚な姿勢こそが、今後のビジネス現場で大きな意味を持つということになるはずです。
■仕事が自分を成長させてくれる!
ところで著者は本書において、「月曜日の朝の感じ方」について興味深い記述をしています。
「また長い1週間がはじまるのか」と気分が落ち込む人と、「よし、今週もがんばろう」と意欲を持てる人——両者を比較した場合、人生のなかで仕事から学ぶことに大きな差が出るというのです。
受け身の姿勢である前者にとって、仕事はただの義務。仕事を楽しむどころか、つらく苦痛になる可能性もあるわけです。しかしそれでは、人生の限られた時間を浪費するようなもの。
しかし、逆に前向きな気持ちで仕事に向かうことができれば、仕事が自分を成長させてくれることを実感できるはず。
仕事が人間性を高める機会を与えてくれるということで、そう考えることができるようになれば、仕事に対する意識が変わるということ。
■99%と101%の違いは大きい
著者自身も、初めて7人の部下を持った20代のころから、自分に100%の力があるなら、毎日105%の力を発揮することを心がけて働いてきたそうです。