注目の一部上場企業で実践中!幸せ職場をつくる4つのキーワード
『職場を幸せにするメガネ ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』(小林嘉男著、まる出版)は、東証一部上場の半導体製造装置メーカーである株式会社ディスコの経理部長による著作。
ディスコといえば、ここ数年は「働きがいのある会社」ランキングで、グーグルや日本マイクロソフトと並んでトップ10にランクインし続けている会社。ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
■かつてはギスギスした雰囲気だった
そんな話を聞くと、さぞ雰囲気がよく心地よい会社なんだろうなと感じるかもしれません。ところが著者が就任したころの経理部は、心地よさとは正反対の環境だったのだとか。
経営陣からの評価も厳しく、社内的にも影響力を発揮できていなかったというのです。
だからスタッフの多くも、「自分たちは社内で評価されていない」というような負い目を感じながら働いていたのだとか。
しかも毎年のように部員が退職し、そのたびに中途採用で補充するという不安定な状態。
どこかギスギスした雰囲気が漂っていたそうなのです。
■「メガネをかけ替える」という概念
そんな状態でありながらも改善を成功させることができたのは、著者が「アドラー心理学」