35歳以上で3~5個に!医師に聞いた「卵子老化」の正しい知識
35歳で結婚するぶんには、まだ1~2年様子を見ても大丈夫です。36歳なら1年程度様子を見てもいいでしょう」(原先生)
まだ結婚する予定がない場合は、心構えとしてなにに気をつければいいですか?
「まず気をつけなければいけないのは、生理が周期的にきちんと来ているかということ。来ていれば、妊娠できる体の準備が整っているはずです。
最近多く見られるのは、不特定多数の異性と性交したために、性病にかかり卵管が詰まるといったトラブルが起きるケース。異性関係にルーズだと性病にかかり、不妊症になってしまうことがあります」(原先生)
これは、若い世代にとっても大きな問題ですね。
また、生理痛がひどかったり、20歳を超えても生理周期が整わなったりする場合は、一度婦人科を受診するのがおすすめです。
■外科手術と不妊に意外な因果関係が!
外科手術が不妊と関係すると聞いたことがあります。鼠径ヘルニアや、子宮頸がんの手前のステージである高度異形成の手術は不妊に影響するのでしょうか?
「鼠径ヘルニアに関しては、子どものころに手術をした際、腸と間違えて卵管を縛られてしまうケースがあります。
そのために不妊症になってしまう人がいるのです。