社員教育に年間3000万円も費やす大人気企業の斬新な採用基準
その結果、「従業員の離職率は7%、「働きがいのある会社ランキング」(GPTWジャパン)では、中小企業部門で7位(2013年度)にランクインしたというのですから驚き。トップの考え方次第で、部下はいくらでも可能性を伸ばせるということを立証してみせたといえるでしょう。
■「よい人材はなかなか集まらない」事実
手が回らない、採用をしても育てる自信がないなどの理由で、新卒採用に二の足を踏んでいる中小企業は少なくないはず。また著者によればテニススクールの業界でも、新卒の定期採用をしている会社は限られているそうです。
そんななか、ノアが新卒採用をスタートしたのは2011年のこと。積極的な出店のため人材の確保が急務なのだそうですが、新卒の定期採用に取り組んでみてわかったことがあるといいます。
それは、「よい人材は、なかなか集まらない」という事実。そこで著者は、採用の基準を次の2つに変更したのだといいます。
■ノアインドアステージの2つの採用基準
(1)「おもてなしの心を感じられる人材」であれば、テニス経験は問わない
ノアが重視しているのは、テニスのスキル以上に「人間性」なのだそうです。
このことに関するポイントは、「テニスのレベル」