4~9歳は経験値を増やすべし!子どもの「生きる力」を育む方法
をわかっているもの。そのため子どもに対しても、つい先回りをして準備したり、子どもの行動を止めたりしてしまいます。
たとえば雨が降りそうだと思ったら、傘を準備しておく。ケンカになりそうだと思ったら、ヒートアップする前に止めてしまうなどがそれにあたるわけです。
しかしそれでは、いつまでたっても子どもは「わからない」まま。
空がどんな色をしていたら、空気がどんな匂いだったら雨が降りそうなのか。相手にどんなことをしたらケンカになるのか、どんなことをいったら相手は起こるのか。
経験しなければ、自然のことも、相手の気持ちもわからないまま。
だとすれば結果的には、相手を思いやることができない大人に育ってしまうでしょう。
そこで4~9歳の幼児期に、「経験の総量」をできるだけ増やしてあげることが大切だと著者はいいます。親としてはつい手を貸したくなりますが、4~9歳の子どもは激しいケンカをしても翌日にはケロッと忘れてしまうもの。
「忘れやすい」「恨みを持たない」「自分はなんでもできると思っている」時期だからこそ、子どもに自由にやらせてあげることが大切。
いいかえれば、この時期に「思いどおりにならない経験」