健康な体作りに役立つ!4000年前からある「中医学」の考え方
中医学の基本が、「陰陽五行論」。
自然や宇宙、人間の体、起きている現象など、この世にあるすべてのものは表裏一体の関係にあり、5つの性質に分けられるという理論だと著者は解説しています。
いうまでもなく、陰陽は正反対の性質を持つものを指します。たとえば、表と裏、男と女、昼と夜、上と下、興奮と抑制など。正反対のものでありながら密接に関係し、つながっていると考えるのです。
どちらかが強すぎたり弱すぎたりすると偏りが出るため、陰陽のバランスが大切になるということ。
中医学では、外部環境と内部環境のバランスがうまく整っている状態を「健康」と考えるのだといいます。
外部環境である自然とのつきあいが上手になったり内部環境のバランスがいい状態であれば、ちょっとしたストレスや外部環境の変化にも、うまく適応できるようになるのだとか。
このような考え方が、「整体観念」です。
■自然界の性質5つとの関係性
そして陰陽五行論は、「木・火・土・金・水」という自然界の性質5つに、体にあらわれる現象や部位、方角や季節といった自然を分類するもの。
それらは絶えずつながりあい、影響しあっているという関係性があるのだそうです。