人の判断時間は3秒!相手に伝えるとき「意識すべき3つのこと」
という人は少ないわけです。多くの人が、結論を1秒でも早く知りたいと考えているというのです。
「誠意を持って時間をかけて伝えれば、うまくいく」という考え方は、理想論でしかないのかもしれません。だからこそ「短く伝える」ことは、
「サービスのよい点をお客様に知ってほしい」
「取引先にシステムを導入してもらいたい」
「新商品をマスコミに取り上げてもらいたい」
というような目的を叶えるうえでの必須条件になるといいます。
(3)相手から「イエス」を引き出す
そして3つ目のポイントは、「人はどんなことに心を動かされ、イエスというのか」という点。そしてこのことを考えるにあたり、著者は「プレゼンテーション」の語源にまでさかのぼっています。
ご存知の方も多いかと思いますが、プレゼンテーションという言葉は、プレゼント(贈り物)に由来したもの。
いうまでもなくプレゼントは、相手が喜ぶ顔を思い浮かべながら選ぶはず。
つまり相手から「イエス」を引き出す基本は、「相手がなにを欲しがっていて、なにをプレゼントしたら喜ばれるのか」をとことん考えることにあるわけです。
■相手の求めるものを考えて伝えよう
でも現実的に、相手の気持ちはお構いなしに、自分のいいたいことだけを主張している人は少なくないもの。