アポがとれる確率は30件に1回!確率論で考えて大量行動すべし
なぜなら、イラッとすることはあっても思考でコントロールすることができるから。それが、ビリーフの力。
なんでも「完璧にしなくてはいけない」という強迫観念が消え去り、力の入れどころと抜きどころがはっきりし、その結果として仕事ではメリハリがつくようになったからこそ、疲れることはないのだということ。
ビリーフのこうした効力を前提としたうえで、本書のなかから興味深いエピソードを抜き出してみましょう。
■30件アポ電すれば1回は反応がある
著者は新人時代、情報システムの営業部に配属され、新規顧客開拓担当になったことがあるそうです。
会ったことすらない企業に電話をかけるところから仕事がスタートするわけで、当然のことながら、電話をかけてもそっけない態度で断られることの連続だったといいます。
だから「こんなことをやっていても、会ってくれる会社はないよ」という気持ちを抱えながら電話をしていたそうですが、15社目の担当者が「じゃあ、一度話だけ聞きましょうか?」といってくれたというのです。そして、以後も毎日アポ電話をかけ続けた結果、わかってきたことがあったのだといいます。
それは、「30件に1回はアポが取れる」