くらし情報『毎年1月に予算案提出!ニュースでよく聞く「予算」とは何なのか』

毎年1月に予算案提出!ニュースでよく聞く「予算」とは何なのか

そこで毎年1月、必ず開かなければならないことになっている「通常国会」で、新春から3月末までのうちに国が見込んだ収入(歳入)と使い道(歳出)の見積もりを、憲法の規定によって内閣が「作成して、国会に提出」(86条)します。

すなわち、これが「予算案」。

まず前年8月ごろまでに「省」や「内閣府」など、国の機関が翌年の見積もりをつくります。これが「概算要求」。

ところがこれは、各省庁が欲しいぶんだけ要求しがちなので、「盛った」数値もあるのだとか。そこで財務大臣が年末近くに審査をし、「予算原案」にするのです。

ところが、ここで概算から削られたり、なくなったりする要望も出てくることになります。

そこでもう一回、原案との突き合わせ・微調整を行うことに。
そしてそこまでを根回ししたあとに、首相をリーダーとする内閣の決定(閣議決定)に至り、それが翌年早々、国会に提出されるというわけです。

■国会の演説や質問は「いいっぱなし」

予算案の場合は、1月からはじまる通常国会の冒頭にある首相の施政方針演説で年間の方針が語られたあと、国の財布を預かる財務省トップの財務大臣が、「財政演説」というかたちで示します。

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