子どもの自己肯定感を高めたいなら?重要なのは9歳までの育て方
ゆえに、自分が子どもに対してダメ出しばかりしていて褒めることをしていない、ということを認識している親は少ないものです。
おのころ心平さんも「日本って人を褒める言葉が少ないんですよね。すごいね!頑張ってるね!という言葉だけではすぐボキャブラリーが尽きてしまうんです」と語ります。
このような環境だからこそ、親は子どもに対して意識的に褒める言葉をかける必要があるのだそう。
「イケてるね!」「天才じゃん!」など、言葉を工夫して言葉を伝えることによって、子どもも親が褒めていることを作業的に感じることなく受け入れることができるのだそうです。
褒めることに重点を置くと、次はどんな言葉で褒めようかと考えたり、小さなことでも子どもの良いところを探そうという目線で子どもを見ることができたり、親自身にも子育てを楽しむことができるメリットが詰まっているように感じますね。「たくさん褒めてあげることって、自己肯定感を育てることでその後の人生に影響する、ということももちろんあるけれど、子ども自身が人生で何度も訪れる辛い場面で“自分にはこれがあるから大丈夫だ”と感じることができる逃げ場を作ってあげることでもあるんですよね」