衝撃の事実が判明!7人に1人の女性に「産後うつ」リスクある?
この時期は出産を終えて「産後ハイ」になっており、赤ちゃんの世話や母体の変化など、毎日が初めての経験ばかり。つまり落ち込むヒマすらない状態といえます。
しかし6ヶ月後、2回目のスクリーニングでは、受けた女性の10.9%は10点以上。しかもそのうちの30%には非常に高いリスクがあったのです。
そして12ヶ月後、3回目のスクリーニングでは、さらに6.1%の女性が10点以上を報告し、そのうち19%が非常に高いリスクが見られました。
初回評価で全員が低得点であったにもかかわらず、13.5%の女性に産後うつのリスクが高まったということ。およそ7人に1人ということなので、見過ごせない数字だと思いませんか?
不安を煽るわけではありませんが、たとえ自覚がなかったとしても、産後うつにかからないわけではないのです。
■母親を産後うつにしないためのサポートが必要
産後うつが原因で、母親が無意識のうちに子どもを虐待する、もしくは母親が自殺するなどの深刻な事態を防ぐためにも、早期の発見と治療が大切です。
研究を実施したオムステッド医療センターも、産後うつと関係が深いといわれる肥満や家庭内暴力、社会的サポートについての情報について、さらに研究を進めていきたいと意欲を示しています。