インドネシアの珍獣 “コモドドラゴン” を見に行こう!
たとえば、イノシシなどの獲物を骨ごと食べるのでフンは真っ白、食事は月に1~2回しかとらないため、日中はほとんど動かない、などなど。サバンナのような草原や森、周囲の海を見渡す丘の上など、変化に富んだコースなので、トレッキング自体も楽しめます。
木の陰に慌てて隠れたコモドドラゴンの赤ちゃん 著者撮影
日中でもコモドドラゴンをほぼ100%見られる場所が、コモド島にも、リンチャ島にも、あります。たとえばリンチャ島ならば、食糧の匂いに誘われてキッチンの下にコモドドラゴンたちが大集合。2メートルはあろう巨体のコモドドラゴンたちが、たまにまばたきをする以外は身じろぎもせず、ぼーっとしています。
リンチャ島内にある国立公園の事務所。こちらで入園料を支払ます 著者撮影
では、コモド島とリンチャ島、どちらの島の方がドラゴンたちと会う確率が高いでしょう?推定の頭数はコモド島2919頭、リンチャ島2875頭と、ほぼ同じ。日中なら、どちらの島でも野生はめったに会えず、定位置にいるドラゴンならばほぼ確実に会えます。移動距離で考えると、コモド島の方が30分~1時間ほど遠方にあります。事前情報でも、実際に両島へ行ってみても、正直、どっちもどっち。