くらし情報『え?歯周病菌で太りやすくなる!?肥満の予防と改善には歯磨きが有効なワケとは【医師解説】』

2023年12月28日 22:40

え?歯周病菌で太りやすくなる!?肥満の予防と改善には歯磨きが有効なワケとは【医師解説】

とお伝えしています。

――脂肪の中で一番落ちにくいのは皮下脂肪、ということでしょうか?

栗原先生そうです。皮下脂肪は内臓脂肪が落ちてから減っていく脂肪です。そのため、複合型肥満の人が皮下脂肪まで落とすとなると、もう少し時間がかかります。でも、皮下脂肪は脂肪肝や内臓脂肪のように健康を害する脂肪ではありませんから。ゆっくりと落として大丈夫です。

脂肪を減らすには歯周病の予防や改善が大切

歯磨きイメージ


栗原先生肥満の予防・改善には、毎日の歯磨きも深く関わっているんです。

――双方にはどのような関係があるのでしょうか?

栗原先生2020年11月に「歯周病の原因菌が骨格筋に脂肪をつける」という論文が発表されました。


口の中のプラーク(歯垢)1㎎あたり、多い人では10億個もの細菌がすんでいます。口の中全体には700種以上、1000億個以上の細菌が生息し、手入れが行き届いていない人の場合、1兆個を超えるといわれています。これは肛門にいる細菌以上の数なんです。

これらの細菌に含まれる歯周病菌の原因菌が全身を巡り、腸内フローラを変えることで筋肉の代謝機能を低下させ、筋肉の脂肪化を促進する可能性が示唆されています。

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