2023年12月20日 01:40
え?閉経後は内臓脂肪が2倍の速さで増えていく!?更年期世代の太るメカニズムとは【医師解説】
「スッキリと痩せてスリムになりたい!」と努力しているのになかなか痩せられない……。それは、考え方ややり方が間違っているせいなのかもしれません。『2カ月でぽっこりお腹が改善! 内臓脂肪の落とし方』の著者の栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅先生に、更年期の年代に太るメカニズムをうかがいました。
肥満には女性ホルモンの分泌が関わっている
――ご著書のタイトルに“ぽっこりお腹”とありますが、日々、診察される患者さんにもぽっこりお腹の方が多いのでしょうか?
栗原先生毎日、たくさんの患者さんを診察していますが、ほとんどの方がコロナ禍によって体重が2~3kg増えていて、お腹の脂肪を気にされていますね。
――つまり、肥満になっている人が多いということでしょうか?
栗原先生そうです。肥満は脂肪のつき方で大きく2つに分けられます。1つは皮膚のすぐ下に脂肪がつく皮下脂肪型肥満で、もう1つは腸など内臓の周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満です。
――更年期になると太りやすくなるといわれていますが、私たちの体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
栗原先生体脂肪のつき方は、性別と年齢で変わるものなんですね。