2024年2月21日 02:40
健康診断で胃に問題なしでも油断は禁物!「胃痛」を軽く考えるのはNGな理由【医師解説】
と単純には言えません。
Q:バリウム検査で問題がなければ心配ない?
A:病気が隠れている、見逃されている恐れも
バリウム検査(胃部X線検査)ではバリウムの流れ方から胃内部の凹凸を観察し、異常や病気がないかを確認します。胃炎、胃ポリープ、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどを発見しますが、凹凸が浅いなど小さな変化は見逃されがちです。バリウム検査で引っかからなかったとしても、胃の不調がある場合は受診しましょう。
Q:胃を守るために何をしたら良い?
A:40歳を超えたら1年に1度は胃カメラ検査を
胃酸過多を防ぐため、暴飲暴食、早食いは避け、胃の刺激となる飲食物(カフェイン、アルコール、酸味の強いもの、塩分の多いものなど)をとり過ぎないようにしましょう。胃はストレスの影響を受けやすいので、じょうずに発散できるといいですね。
そして何より大事なのが定期的な胃カメラ検査(内視鏡検査)です。内視鏡検査は胃炎、胃ポリープ、胃潰瘍、早期の胃がん、逆流性食道炎、食道がん、十二指腸潰瘍などの病気、胃がんの原因となるピロリ菌の有無がわかります。
40代から胃がんのリスクが高まります。この年代以上の人は病気予防のためにも1年に1回のペースで内視鏡検査をおこなうことをおすすめします。