2024年3月2日 09:10
介護までの道のりは人によってまったく違う!?足腰の悪い母が要介護認定を受けるまで【体験談】
母は父よりも頭がはっきりしていたので、連絡事項やスケジュールなどはほとんど母に伝えていました。母専用の携帯電話も契約し、操作方法を覚えて私や兄に電話をかけることができていたほどでした。
父の診断結果を受けて介護認定審査に申請
母は目立った物忘れはほぼないものの、父と一緒に物忘れ外来に通院してくれていました。父は病院に行くこともなかなか理解してくれず大変でしたが、母は通院することを快く承諾してくれました。母は「父の介護があるかもしれないから自分がしっかりしなくては」ということも考え、認知症予防の薬を自分で希望して処方してもらっていたようです。
そんなある日、父だけ脳のMRI検査を受けることに。診断結果は、アルツハイマー型認知症でした。私は頭の中をいろいろなことがぐるぐると巡っていましたが、母の足腰が悪いことも考慮して、帰宅後すぐに包括支援センターの担当者に相談し、両親の介護認定審査を申し込みました。
介護認定審査で要支援に
介護認定審査は父母同時におこない、審査当日は私も付き添いました。私の家は隣の県で、車で約1時間半かかるので、当時小学3年生の子どもを送り出してすぐに出発し、学校から帰宅する15時ごろまでに自宅に帰るという慌ただしい1日になっていました。