2021年10月4日 23:05
風邪でもないのに微熱が続く…。更年期が原因?対処法は?【医師監修】
(駒形先生)。
更年期は、水分や血流のアンバランスが微熱の原因に
内科など受診しても微熱がたまに出るという場合、更年期とはどんな関係が考えられるのでしょうか。
「これまでずっと過多月経やダラダラ月経があった場合、毎月体内の大量の血液や水分が失われていきます。血液が減れば深部体温が下がるので内臓が冷えないように上げようとして微熱が出ることがあります。また、更年期は痩せにくく太りやすい時期でもあるため、むくむから、水太りになるからと十分な水分補給をしない人も多いですね。人間は汗を出すことで体温を調節していますが、慢性的な水分不足で汗を出せずに熱が上がっていくことがあります。
また、更年期は子宮周りへの血液が減り、上半身に血液が集まりやすいのが特徴。熱を測るときは脇の下などが多いですが、上半身が熱くなりやすいので、熱が高めに出ることがあります。
生理前の高温期が影響している場合もありますが、それは基礎体温をつけてみないとわかりません。ただ、更年期に入ると生理前の高温期は和らぐ場合が多いです」(駒形先生)。
以上のように、さまざまな理由から40代の微熱は引き起こされているそうです。
更年期の微熱をできるだけ防ぐためには?
受診するほどではないとはいえ、微熱があれば多少のだるさが出るもの。