2021年11月26日 02:55
室井佑月さんインタビュー「シングルマザーだった35歳のとき、膵臓に腫瘍が見つかった」#1
と言われ、大学病院への紹介状を書いてもらいました。大学病院でCT検査やエコー検査などを受けた結果、膵臓にうずら卵くらいの大きさの腫瘍が見つかったんです。
――その腫瘍は、良性だったのでしょうか? それとも悪性だったのでしょうか?
室井さんそれが、膵臓は体の奥にある臓器なので、悪性か良性かを調べる検査をするのは手術と同じくらい大変らしいんです。先生のすすめもあり、手術で膵臓を摘出してから病理検査に出すことになりました。
――病理検査後でないと良性か悪性かがわからないということですよね。
室井さんそうなんです。だからすごく不安でした。手術前の血液検査の結果を見た先生は「悪性ではない可能性が高い」とおっしゃっていたのですが、でも、病理検査を受けないとはっきりとはわかりませんから。
もしものことを考えて息子のための財産管理を手配
――当時、お子さんはおいくつだったのでしょうか?
室井さん息子は5歳でした。手術の際には2週間以上入院することになっていたので、息子は両親に預けることにしたんです。
――月に60本の締め切りがあるというお仕事はどうされたのでしょうか?
室井さん前倒しで原稿を書きました。