2021年11月26日 02:55
室井佑月さんインタビュー「シングルマザーだった35歳のとき、膵臓に腫瘍が見つかった」#1
私、今まで原稿を飛ばしたことがないんです。36時間かかった出産のときも、10月にパートナー(ご主人で衆議院議員の米山隆一さん)の選挙活動に12日間張りついていたときも、原稿は落としていないんです。私はすごくうまい原稿が書けるわけでもないので、締め切りを守るのは大事なことだと思っているんです。
――前倒しでたくさんの原稿を書くのは、かなり大変だったかと思います。
室井さん仕事をしつつ、もしものことを考えて弁護士さんに今後のお金の相談をしたりもしていました。うちの両親は何度も破産をしていたりするので財産の管理を任せられないと思い、弁護士さんに入っていただくことにしたんです。仕事とそうした手続きなどですごく忙しかったです。
――手術も病理検査も無事に終わったのでしょうか?
室井8時間の大手術で、膵臓の2/3と脾臓を摘出しました。
手術の次の日には病理検査の結果がわかり、良性と知ってホッとしました。
術後約10日でテレビの仕事に復帰した
――手術後は順調に回復されたのでしょうか?
室井さん腹部を縦に20㎝くらい切ったので、麻酔から覚めたあとは痛かったです。普通は内臓を切るとしばらく動けないらしいのですが、私はどうしてもたばこを吸いたくて必死で喫煙所まで歩いていきました。